株式会社ゴールとは? - 合鍵についてもっと詳しく!

株式会社ゴールとは?

創業は美和ロックより21年も前の1914年、今年2021年で107年を誇る国内錠前トップメーカーで、「東の美和ロック、西のゴール」と呼ばれており、本社のある関西地方でシェアが高く
業界のシェアは美和ロックに次いで2位の鍵と錠のメーカーです。

社名はGood,Ornamental,Advanced,Locks(高品質で、装飾美に優れ、先進的な鍵と錠)の4つの頭文字を取って命名され、日本初のシリンダー錠や円筒錠、電気錠を開発・製造した企業でもあります。


「革新という伝統」 提案し続けてきたのは、次の時代の日常です。

シリンダー錠の国産化に取り組んだ先駆の精神が、ゴールの変わらぬ想いです。」


大正時代に精度の高い錠前といえば、欧米からの輸入品や模造品に頼らざるを得ませんでした。

そのような時代のなか、ゴールは日本で初めて、シリンダー錠の国産化の開発を開始しました。
当時開発されたシリンダー錠は、高い防犯性と操作性を実現し続けてきました。
経済性にも優れたこの製品は、やがて全国に広まり、家の玄関錠の一般化を促進しました。

当時開発された製品は主に以下の2つで、


・レバータンブラー錠の鍵(棒鍵錠)
シリンダー錠以前に主流だったレバータンブラー錠(棒鍵錠)の鍵です。
シリンダー錠の国産化をきっかけに、鍵と錠はより防犯性の高いものへ進化していきました。


・円筒錠(ユニロック)
ゴールはその後も、シリンダー錠の改良を続け、
昭和30年代には日本初の円筒錠(ユニロック)を開発し、全国に広く広めていきました。


その後、防犯に「システム」という概念を導入して、日本初の電気錠を開発。

「必要なら生み出す!」というGOALのその精神はやがて、「鍵と錠の電子化」という新しい領域に踏み出す原動力になりました。


防犯に「システム」という概念を導入した、日本初の電気錠開発。

電機メーカーとの共同開発に取組み始めたのはまだ「パソコン」という言葉が一般的ではなかった1960年代のことでした。
ビルの高層化により、セキュリティの高度化が必要 との考えたからでした。
試行錯誤の上ついに1972年に誕生したカードロックシステムは、すぐにハイテクメーカーの事務所に採用され、今日の防犯システム の土台となりました。

「カード情報の読み込みが不安定、カード排出がスムーズでない…」
すべてが初めての体験だった為、次々と現れる課題ごとを一つひとつ解決し、日本初のカードロックシステムを誕生させました。


ICや生体認証など、新しい技術領域との融合。

「鍵と錠」の形態は時代や社会により変化しますが、「安全と安心」という目指す理念は変わらないと考えています。

たとえば非接触ICカードロック、ICカードにより鍵の情報性を高めることで鍵が財布代わりに、さらには定期券代わりに…など、これからもまだまだ多くの発展性を秘めています。
また、生体認証技術による指紋錠システム、V18グランブイ(GV)シリンダーなど最先端の技術による鍵交換システムを実現しました。

もっと安全で、もっと快適に。GOALのセキュリティの進化の追求には、今後も終わりはないことでしょう。

GOALの合鍵の注文は「俺の合鍵」へご注文いただければ、純正のGOALの合鍵をお届けします。


GOALのセキュリティ進化の道のり


1914
大阪市福島区浦江において「大阪白玉錠製作所」を創業
彫込錠・面付錠の製造を開始
1928
「谷山製作所」と社名を改称
1932
我が国初のシリンダー錠、満州錠と称する玄関錠を製造開始
1946
大阪市淀川区三津屋北2丁目16番6号(現在地)に本社移転
1957
「株式会社谷山製作所」に組織変更(設立)
1959
我が国で初めての円筒錠「ユニロック」の製造販売を開始
1960
中小企業庁長官賞を受賞
1964
本社新社屋完成 / 社名を「株式会社ゴール」に変更
1965
九州工場設立
1967
米子工場および徳島工場設立、東京支店新社屋完成
1969
台湾工場「高爾股份有限公司」設立
1971
防災・防犯システム機器の開発、販売
東京工場(旧東京流通センター)設立
1972
我が国初の電気錠、カードロックおよび各種防災システム機器を開発
本社物流センター完成、ロックメーカーとして、日本で初めてUL防火規格の認定を取得
(円筒錠UH,USシリーズ)
1973
排煙窓開放装置MSLシステムの開発、販売
1978
排煙窓開閉装置ワイヤーオペレーターMSR-4,4Uシステムの開発、販売
1981
ケースロックAH,AS、レバーハンドル錠LX、耐震錠LXTなどが防犯(CP)認定を取得 (1980 CP認定制度発足)
1983
本社ショールーム開設
1984
電気錠ES,ELシリーズの開発、販売
1985
新型面付箱錠MXシリーズがBL認定を取得/ガード錠GGの開発、販売
1986
モーター錠EMの開発、販売
1987
プッシュ・プル錠PY,PYS、アルミ框ガラス引戸錠AGの開発、販売
1988
カードロックHC,HCL、HR,HRLシリーズの開発、販売
1989
扉付ガード錠GK、高級レバーハンドルシリーズの開発、販売
1990
東京支店ショールーム開設
[九州(佐賀)工場]ダイカスト工場完成
レバーハンドル錠LG、ハンガードア錠TSD、引戸鎌錠SXの開発、販売
1991
7本ピンシリンダー(Zシリンダー)を開発、販売
本締錠LD、門扉用電気錠EGLの開発、販売
1992
ICキーロック、2線式電気錠シリーズ、ガラス引戸錠BG、グレモン錠CMM、グレモン電気錠CMTの開発、販売
電気錠EZBL、レバーハンドル錠LGBLがBL認定を取得
1993
[九州(佐賀)工場]塗装工場完成
ICカードロックIC,ICL、カードロックCLSシステムの開発、販売
1994
[九州(佐賀)工場]組立工場完成
木製引戸用鎌錠SⅤー45の開発、販売
1995
非接触型キーリーダーシステムKRSの開発、販売
引戸用電気錠(モーター錠)SXE、子扉錠KTー2U、浴室用レバーハンドル錠LFの開発、販売
1996
電動式ドアチェーンACRー100の開発、販売
1997
[九州(佐賀)工場]研磨工場完成 ディンプルキー・V18シリンダーを開発、販売
プッシュ・プル錠PX,PZの開発、販売
框扉錠HDT、蓄光部材付シリンダーの開発、販売
1998
[九州(佐賀)工場]自動倉庫完成
V18シリンダーのキーチェンジシステムV18KCH、レバーハンドル型の自動施錠錠LHシリーズの開発、販売
1999
電波キーシステムKRC、消音錠LPSの開発、販売
2000
米子工場がISO9001:2000の認証を取得
電気錠(モーター錠)EV、取替用シリンダーVGMの開発、販売
2001
カードロックJCLの開発、販売
2002
ディンプルキー・V18シリンダーおよびレバーハンドル錠V-LG-5が日本で初めて、米国のUL防犯規格に合格し登録される
鎌付デッド錠PXK,LGK,LDK,SKなどの開発、販売
2003
面付本締錠MH、面付本締電気錠ME、TM型サムターン、引戸用鎌錠SNの開発、販売
2004
防犯建物部品(CP製品・官民適合品)登録 ※防犯建物部品の第1回公表
各種防犯サムターン、防犯スイッチ付錠PX,PXK(SNC,SNO)、自動施錠型引戸鎌錠SAKの開発、販売
2005
九州(佐賀)工場がISO9001:2000の認証を取得
[九州(佐賀)工場]第2塗装工場完成
[米子工場]シリンダー第2工場完成
ディンプルキー・グランブイ(GV)シリンダーを開発、販売
エアー錠、防犯スイッチ付本締錠SKU(SNC,SNO)の開発、販売
窓用電気錠AWRの開発、販売
2006
[九州(佐賀)工場]プレス工場完成
[徳島工場]物流倉庫完成
GVシリンダー、ユニバーサル・キーシステム(UKSーM,R,J)の開発、販売
2007
GVシリンダー、ユニバーサル・キーシステム(UKS 2)の開発、販売
電気錠(PXKEJ,EVJなど)や防犯スイッチ付錠(PXKJ(SNC,SNO),LGKSJなど)およびユニバーサル・キーシステム(UKS 2)が防犯建物部品(CP製品)に登録
指紋錠FTLシステム、2線式電気錠システム2WSーEL、ローリングテンキーシステム2WSーTK100、機能切替型電気錠EUの開発、販売
2008
非接触ICカードロックシステムJCLMシリーズの開発、販売
排煙窓開閉装置MSB-4システムの開発、販売
2009
シリンダー型非常開錠装置HA、HBの開発、販売
2010
ガラス戸錠CGを開発、販売
2011
FeliCa(フェリカ)リーダーシステムの開発、販売
2013
東京支店 移転
非接触ICカードロックJCML2の開発、販売
2014
創立100周年
GOALシンボルマーク策定
2015
ディンプルキーGPシリンダーの開発、販売
スマートリーダーパスカルSRSシステムの開発、販売
ワンタッチ式非常解錠装置付本締錠LDHPA、表示機能付NDシリンダーの開発、販売
2016
東京支店新ショールーム開設
2017
本社新ショールーム開設
2018
インテリジェントスマートリーダーシステムAtoM-EG、BRSの開発、販売
米子工場新工場完成

参考元:株式会社GOAL:GOALの歩み、沿革より


GOALの代表的なカギ「V18」のご紹介

GOAL V18」はGOAL社が開発したディンプルキーの一つです。
高精度の18本ピン全てにアンチピッキングを使用しています。
もちろんドリルでの不正開錠を防ぐ強靭な設計です。
使用する合鍵にはこれまでのカギのような鍵山がなく、表面に多数の小さな凹みが付いています。
配列組み合わせが多く不正な合鍵作成が困難なのと、リバーシブルで抜き差しが容易なことから玄関鍵に導入する住宅が増えています。