「GTS」と刻印された合鍵はどこでつくれるの?

合鍵・GTS・gts・合い鍵・あいかぎ・アイカギ・俺の合鍵・スペアキー・カギ番号

その「GTS」の鍵、合鍵メーカー?

手元にある鍵に「GTS」という刻印があり、これが何の鍵か調べているかもしれません。
この刻印は、特定の製品名ではなく、日本国内の合鍵材料メーカーのブランド名である可能性が高いです。
家の鍵はもちろん、オフィスや車など、さまざまな種類の合鍵に使われているため、多くの方が一度は目にしたことがある刻印の一つです。

合鍵メーカー「GTS」の鍵について知っておくべきこと

GTSは、合鍵を作成する際に元となるブランクキーを製造・販売しているメーカーのブランドです。
ブランクキーとは、まだ鍵の山が削られていない、まっさらな状態の鍵の材料を指します。
鍵の専門店などがこのブランクキーを仕入れ、専用の機械で削ることで、私たちが使う合鍵が完成します。

つまり、GTSの刻印は、その鍵が純正品ではなく、合鍵であることを示しています。

「GTS」は日本の鍵ブランド「後藤製作所」の刻印

「GTS」とは、株式会社後藤製作所という日本のメーカーが製造するブランクキーに刻印されるブランド名です。
後藤製作所は、鍵の専門店向けに多種多様なブランクキーを供給している国内の主要なメーカーの一つとして知られています。
そのため、純正の鍵ではなく、町やホームセンターの鍵屋で作った合鍵にこの「GTS」という刻印がされていることが多くあります。

GTSのブランクキーが対応している主要な純正メーカー

GTSは特定の鍵メーカーのブランドではなく、さまざまな純正メーカーの鍵に対応したブランクキーを製造しています。
例えば、住宅の鍵で圧倒的なシェアを誇るMIWA(美和ロック)やGOAL(ゴール)といった主要メーカーに対応するブランクキーを多数ラインナップしています。

その他にも、オフィス家具の鍵、ロッカー、古い建物やシャッターなど、幅広い種類の錠前に対応する製品を供給しているメーカーです。

GTSと刻印された合鍵からさらに複製(孫鍵)は可能か

GTSと刻印された合鍵から、さらに合鍵を複製することは、物理的には可能です。
しかし、多くの鍵専門店では推奨しておらず、場合によっては作業を断られることもあります。
その主な理由は、複製を重ねるごとに鍵の精度が著しく低下し、正常に作動しなくなるリスクが高まるためです。

合鍵の作成は、可能な限りメーカーから提供された純正キーを元に行うのが原則です。

精度が落ちる?合鍵からの複製で注意すべき点

合鍵から合鍵へと複製を繰り返すと、元の鍵との微細な誤差がどんどん蓄積され、拡大していきます。
この精度の低下が、鍵がシリンダーに差し込みにくくなったり、回りにくくなったりする原因です。
最悪の場合、鍵穴内部の精密な部品を傷つけてしまい、錠前全体の故障につながることもあります。

このようなトラブルを避けるためにも、合鍵の複製は避け、必ず大元である純正キーを元にして作成することが重要です。

GTSの合鍵を作成できる場所と料金の目安

GTSのブランクキーを使用した合鍵は、ホームセンター内の鍵コーナーや、いわゆる「街の鍵屋さん」といった鍵の専門店で作成できます。
料金は鍵の種類によって大きく異なりますが、一般的な家やロッカーで使われるギザギザした形状の鍵(刻みキー)であれば、1本あたり500円から1,500円程度が目安です。
表面に複雑なくぼみがあるディンプルキーの場合は、特殊な加工が必要なため3,000円から5,000円程度かかります。

【番外編】その他の「GTS」に関連する鍵の情報

合鍵材料メーカーのGTS以外にも、「GTS」という名称がつく製品の鍵は存在します。
例えば、ヤマハの大型バイク「GTS1000」のような旧車の鍵を探している場合や、配電盤・分電盤などで使用される特殊な「盤用マルチキー」の一部にGTSという型番が使われているケースがあります。

これらは後藤製作所の製品とは直接関係なく、特定の製品モデル名や型番を指していることがほとんどです。

GTSの鍵に関するよくある質問

手元のGTSキーの型番(H760など)はどうやって調べられますか?

鍵の根元、持ち手に近い部分に刻印されている英数字が型番にあたります。
例えば「H760」や「H248」といった番号がそれに該当し、鍵屋はこの番号を元に適合するブランクキーを選びます。
刻印が摩耗して読み取れない場合は、専門店に直接持ち込んで形状から判断してもらう必要があります。

通販でGTSのブランクキーを買って自分で削るのはおすすめしない?

おすすめしません。
鍵の切削には0.01mm単位の精度が求められ、専用の高価なキーマシンと熟練の技術が必要です。
たとえ「H248」など正しい型番のブランクキーを入手しても、個人がヤスリなどで加工して鍵として機能させることは、まず不可能です。

必ず専門の鍵屋に依頼してください。

まとめ

鍵に刻印された「GTS」は、日本のブランクキーメーカーである後藤製作所のブランド名です。
この刻印がある鍵は純正キーではなく、合鍵であることを示しています。
合鍵からさらに合鍵を複製すると、精度が低下してトラブルの原因となるため、避けるべきです。

合鍵を作成する際は、必ず元の純正キーを鍵の専門店に持ち込んで依頼するようにしましょう。