ドロボーはそんなところから侵入してくるの!?

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ドロボーはそんなところから侵入するの!?

今回ご紹介するのは「泥棒の侵入経路」についてです。

東京都北区で空き巣被害に悩まされていた住人が、室内に防犯カメラを設置しました。
その結果、犯行の一部始終が防犯カメラにしっかり映っていたというニュースをご存知でしょうか?

被害に遭った男性は、最初に空き巣被害を受けた際に、これ以上被害に遭わないようにと玄関ドアの鍵もちゃんと鍵交換をしていました。
また鍵交換後の鍵は他人に見せたこともなく、鍵番号から合鍵を作られることのないよう気をつけていました。

なのに被害は全く収まらず、全部で数十回は入られてしまう空き巣被害に遭いました。
ひどい時には2日連続や3日連続などということもあったようです。

どうしてそんなことになってしまったのでしょうか。
実はこの空き巣は意外な「あの部分」から侵入していたのです。

皆様のお宅は大丈夫ですか?
ぜひチェックしてみてくださいね。

どこから繰り返し入っていたの?

この空き巣はなんと、浴室の「ルーバー窓」から侵入していたそうです。

出展元:家づくりを応援する情報サイト

「え、こんなところからどうやって?」と思いますようね。
実はこのルーバー窓の板ガラスって外から簡単に外すことができるてしまうのです!

出展元:YouTube

ルーバー窓ってなに?

「ルーバー窓」とは、主に浴室やトイレなどに使われることの多い「換気機能」に優れた窓です。
ルーバー窓は換気に優れているため、浴室やトイレなどでは重宝しますが、デザイン性や換気機能を優先したため、「防犯能力」はとても低い窓になります。

このルーバー窓のガラス板は換気の為に羽根を開けていると外から簡単に外して侵入することができます。

手口としては、ルーバーサッシの外枠とガラスを接続している金具を広げ、屋外からガラス板を引き抜きます。
プロならなんと数分で全部のガラス板引き抜くことができます。

さらに引き抜いたガラス板をそのまま元に戻せば、住人は侵入された箇所が解らず、再侵入の恐れすらあるのです。

冒頭で触れた空き巣被害に遭ってしまった被害者も、玄関ドアの鍵交換をして安心していたところをルーバー窓からまたすぐに侵入されてしまったのです。
犯人がルーバー窓を割らずにそっとガラス板を外して、またそのガラス板を元に戻すことで犯行が頻繁に繰り返されていたのです。

ルーバー窓はガラスを割らず、音をたてず、屋外から数分で侵入できる最も無用心な窓です。
下見の際、浴室や勝手口周辺のルーバー窓を探し侵入する常習犯も居るのです。
最近は危険が認識されてきたため、新築でこういうルーバータイプの窓はかなり使われなくなってきました。

また換気効率が高いルーバー窓は、逆にいうと気密性や断熱性に劣る窓なので冬は寒いというのも欠点でした。

ルーバー窓のメリットとしては、横にスライドする普通の窓と比べて、設置スペースが狭くても設置可能なため、トイレなどではよく用いられます。
1階部分に取り付けられたルーバー窓であれば、窓を覆うように金属製の格子などを取付けることによって防犯性を高めているものもあります。

2階以上なら安心?

ルーバー窓のある位置が2階以上だからといって安心はできません。
2階のキッチン部分のルーバー窓を換気のため開けて外出したら、なんと留守の時に侵入されてしまったケースもあります。
泥棒はルーバー窓が人目に付かないところにあれば、壁を登ってくることもあるのです。
なので2階や3階でも安心してはいけません、外出時は絶対にルーバー窓のガラス板を開けっ放しにしないでください。

ルーバー窓からの侵入を防ぐには?

「侵入に5分以上かかると7割の空き巣はあきらめる」という警視庁のデータもあるので、防犯対策をすると強いアピールになります。
泥棒にもわかりやすく、侵入を諦めさせるのに有効です。

それではルーバー窓の防犯対策をいくつかご紹介します。

まずはじめに気をつけることは?

開けっ放しは絶対NGとにかく留守中に限らず、お風呂場などの換気が終わったらルーバー窓をしっかり閉めてくださいね。
家にいるときでも入られてしまうことがあるので、防犯対策も意識しましょう。

ルーバー窓につっぱり棒を設置するのは?

100円ショップなどで販売されているただのつっぱり棒を設置しても、あまり防犯効果は見込めません。
単純なつっぱり棒では、外側から簡単に外せてしまいます。

ただ外側から見たときに、それがただのつっぱり棒かは判断できませんので、見た目上の防犯は高まるかもしれません。

アラームが鳴るタイプのつっぱり棒は?

アラームが鳴るタイプのつっぱり棒もあります。

出展元:Amazon.co.jp

つっぱり棒が外れるとアラームが鳴るタイプです。
ドロボーの侵入を防ぎたい窓に設置することで、外されたときに音が鳴るようになっています。

ドロボーは音と光に弱いのでこれはとても良いと思います。

ただいざという時に、電池切れや故障などによって作動しないと意味がないので、日ごろからチェックが必要です。

ルーバー窓専用の防犯グッズは?

下記のようなルーバー窓専用の防犯グッズなら、防犯性はとても高まるでしょう。

出展元:有限会社リング

ガラス板を固定しているガラス止め枠をロックすることで、ガラス板が外されることを防ぐ商品です。
ドライバー1本あれば設置可能ですので、取り付けも比較的簡単です。

ルーバー窓に面格子を設置するのは?

ルーバー窓に面格子を設置するのもとても良いでしょう。

出展元:YKK AP

縦に枠があるタイプや横にあるタイプ、縦横両方に枠があるタイプなどさまざまな面格子があるので、業者さんと相談しながら設置してもらいましょう。

また業者さんにお願いしなくても、100円ショップやホームセンターで必要な材料を揃えて、自分でDIY感覚で面格子を作ることもできるようです。
インターネットで「面格子 自作」などと検索してみると、材料や作り方を調べることができます。

ルーバー窓に面格子を設置しても油断は禁物!

格子があるからと窓を開けていると、格子外しを得意とする空き巣犯に狙われてしまいます。

ガラスを割る手間が省けることもあり、ネジ穴つぶしをしていても、実は簡単にビスごと引き抜かれてしまう場合もあるのでご注意ください。

もちろん面格子をつけるだけでも、外すのがとても面倒なので狙われる確率がぐっと減りますが、くれぐれも気を抜かないでください。

ほかに気をつけられることは?

家の周囲を綺麗に掃除!

家の周りの掃除が行き届いていないと、「ズボラ」→「戸締りが甘い」→「防犯意識が甘い」と認識され、空き巣に狙われやすくなります。

何度も侵入被害にあった方はとてもお忙しい単身の方のようで、そのお部屋は雑然とし片付いていませんでした。
多少モノを動かされても「気のせいかな?」と思ってしまうのも仕方ありません。
犯罪が発覚しづらい状況だったのです。

家回りすべてを掃除するのは大変なので、とりあえずは玄関や勝手口、道路側などの目立つ場所などをきれいに掃除しましょう。

また外から窓を見た時に、雑然と荷物が置いてあるのが見えてもドロボーに狙いやすい家と判断されてしまうので、窓際に物を置くのはやめましょう。

ご近所付き合い&情報共有

ドロボーは「作業員」のような服装をしていることもあります。
何も知らない人が傍目から見れば「何か工事でもしてるのかな?」程度にしか思いませんが、 日ごろからご近所の方と情報共有をしていれば、「あんなところを工事するなんで聞いていないな。もしかしたら・・・」と思うこともできます。

ご近所で作業員のような人物が何かしている時は「なんの工事ですか?」などと声を掛けけたりするだけでも犯罪を防げます。

また近所の様子をうかがっているような怪しい人物がいたら、近隣同士で報告しあうことも大切だと思います。
ご近所付き合いを大切にし、情報を家族・友人・地域で共有し、皆で防犯していきましょう。

まとめ

冒頭で紹介したような事件により、玄関ドアの鍵交換をして、戸締りもしっかりしていても安心することはできないんだと再認識することができました。

お風呂場や勝手口周辺のルーバー窓から侵入されていたら、ほとんどの方が気づかないかもしれません。
何かものが無くなっていても侵入された形跡がなければ「気のせいかな?」と思ってしまうこともあると思います。

ルーバー窓の防犯対策としては「アラームが鳴るタイプのつっぱり棒を設置」、「ルーバー窓に面格子を設置」、「ルーバー窓専用の防犯グッズを設置」など気をつけられることはたくさんありますが、 まず第一に「開けっ放しにしない!」のが一番です。
そしてドロボーに「狙いやすい家」と認識されないように、普段から家の周囲や窓際はきれいに掃除しておくのが何よりの防犯かと思います。
ご近所でもできるかぎり情報共有をして、地域一帯でドロボーに狙われないように意識していきましょう。

本日は以上です。