南京錠で絆が強く!「恋人の丘」と「龍恋の鐘」をご紹介

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「恋人の丘」とは?

「恋人の丘」は、神奈川県の江の島にある「龍野ヶ岡自然の森」の遊歩道の一角にある丘になります。
遊歩道は自然あふれる森の中に敷かれているのですが、「恋人の丘」は海の見える開かれた場所にあります。
この「恋人の丘」にはある伝説があり(後述)、その伝説に機縁し「恋人の丘」がつくられました。

「龍恋の鐘」とは?

「龍恋の鐘」は、その「恋人の丘」に設置された恋人たちのための鐘になります。

龍恋の鐘の前には金網が設置されており、恋人同士であれば2人の名前を書いた「南京錠」を掛けることで、さらに2人の気持ちが強く固くなり、 シングルの方でも片思い相手の名前を書いたりすれば想いが実ったり、良いご縁を運んできてくれるそうです。

>さらに龍恋の鐘を鳴らせば、その絆は強まり想いも届くことでしょう。

恋人の丘の伝説って?

さて、そんな恋人たちのためにあるような「恋人の丘」ですが、由来となった伝説があります。

それが「天女と五頭龍の恋物語」です。
龍恋の鐘の下には記念碑があり、そこには下記のように記されています。

「昔むかし、鎌倉の深沢山中の底なし沼に五つの頭をもつ悪龍が住みつき、村人を苦しめていました。 子供をいけにえに取られることから、この地を子死越と呼んで恐れられていました。 ある時、子死越前方の海上に密雲が何日にもわたってたれこめましたが、天地が激しく揺れ動いた後、天女が現われ、雲が晴れると今まで何も無かった海上に一つの島ができていました。 これが現在の江の島とか。 天女の美しさに魅せられた五頭龍は、結婚を申し込むのですが、悪行が止むまではと断られてしまいました。 その後、心を改め結婚することができたと言われています。 この伝説の天女が、江の島に祀られている弁財天といわれ、五頭龍が瀧口明神社として鎌倉市腰越に祀られている。」

 

・・・つまりは「悪さをしたて龍が美しい天女に求婚をしたけど、行いを改めないと結婚しないと言われたので悪さをやめた」という話ですね。
今も昔も「惚れたもの負け」ということでしょうか。

このように、所業を改めさせるほどの「愛」の逸話が残されているので、「恋人たちの丘」がつくられたようです。

行き方は?

「恋人の丘・龍恋の鐘」へは、江の島の奥の方にある「江島神社奥津宮エリア」から道が通じています。
江島神社の参道を道なりに進むと奥津宮の社殿に突き当たり、社殿を左に進むと「海賞堂」という占い屋さんが見えてきます。
この海賞堂で南京錠が販売されているので、恋人の丘・龍恋の鐘に行く前に買っておきましょう。
南京錠を買ったら、海賞堂のすぐ隣に「龍野ヶ岡自然の森」の遊歩道の入り口があるので、さらに道なりに進むと「恋人の丘・龍恋の鐘」に到着です!

住所:藤沢市江の島2丁目5

注意事項!

金網に南京錠を掛けることで、絆を強くしたり想いが届きやすくなる龍恋の鐘ですが、金網以外の場所に南京錠を掛けるのは絶対に止めましょう!

たまに龍恋の鐘周辺の木の枝などに南京錠を取り付ける方がいるようなのですが、これは非常に悪いマナー違反です!
木の枝に南京錠を掛けることで枝は痛み、腐ってしまうことがあります。

決められた場所以外に南京錠を掛けるなど、「悪行をはたらいていた龍」と同じです。
行為を改めない限り、その恋が実ることはありません。

まとめ

南京錠を掛けることで恋人同士の絆がさらに強まったり片思いが実ったりするなど、とても素敵なスポットですね!
恋人の丘自体が海が見渡せる見晴らしの良い場所なので、相模湾に沈む夕日を眺めることもできます。

江の島に遊びに行くことがあればぜひ訪れたいスポットです。

ちなみに「恋人」と「南京錠」の関わりについては下記の記事で触れていますので、気になった方はぜひご参照ください!

鍵モチーフに意味ってあるの?

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