「合鍵」を作る道具、「キーマシン」 - 合鍵についてもっと詳しく!

【キーマシンメーカーとして】

「俺の合鍵」の運営会社である「株式会社アスティ24」は、1998年に創業致しました。
2010年~2015年まで、イタリアにあるキーマシン(合鍵を作成する機械)のメーカー「KEYLINE」の正規日本代理店をやっておりました。
全国で展示会を開催し、各地で鍵屋さんを営む方々と講習会を通じて、たくさんのことを学ばせていただきました。

KEYLINE

【KEYLINE社とは?】

場所:イタリアベネト州、コネリアーノ
規模:イタリア、中国(上海)、アメリカ、日本に支店を置き、世界中の鍵屋さんで愛用されています。
1770年創業の歴史ある会社で、キーマシン・ブランクキー・トランスポンダーの開発と製造を行っており、世界的にもかなりの実力を持った会社です。

 

キーラインファミリーとの出会いがなければ、今日の「俺の合鍵」のサービスが発足することは無かったでしょう。
ビジネスへの考えやイノベーションの重要性、お客様へのおもてなし、家族との絆、イタリア文化、仕事を通しての学び、経験したことなどを生かして、 日本の皆様に安心・安全・快適に合鍵作成のサービスを創造し続けることが、キーライン社への恩返しではないかとアスティ24は考えています。

KEYLINE

【イタリアと日本の鍵の違い】

キーマシンメーカーとして、日本全国の鍵屋さんの声を毎日イタリア本国に伝えてきました。
日本の各錠前メーカーの「鍵」や「シリンダー」を数十個送っては、それに合ったマシン開発のお願いをしましたし、
時にはイタリア本社に行って泊まり込みで開発を試みました。

 

しかし、日本の鍵とヨーロッパの鍵では大きな違いがあります。

 

・日本の錠前メーカーが作る鍵穴は、一般的な海外メーカー製品より数段も精密にできている。
 ※ヨーロッパメーカーの鍵の種類は約400種類なのに対し、日本メーカーの鍵は10倍の約4000種類もあります。
・ヨーロッパのメーカーは鍵の溝のデータを鍵屋に公開しているが、日本のメーカーは公開していない。

 

KEYLINE社のキーマシンは非常に高性能で、圧倒的な精度・スピードで鍵の作成が出来るため世界中で広く普及しています。
ですが、日本の錠前は溝データが公開されておらず、マシンで鍵山を直接読み取って複製しているため、 メーカー純正の鍵と全く同じ精度で作ることは不可能です。(磨耗等によって若干のズレが生じ、精度の悪い合鍵ができます。)
注:日本でも、自動車メーカーは鍵のデータを公開しており、車の鍵ならキーマシンでも高精度の鍵の複製が可能です。

 

ヨーロッパでは古い建物が現在も非常に多く、それに伴い鍵自体も古いアンティークな鍵がついてる物件が多いです。
そういった文化や住宅事情の違いが鍵の精巧さにも関係しているのかも知れません。
イタリアの古風でおしゃれな住宅に、軒並み最新のデジタル錠前がついてたりしたらなんか嫌ですけどね(笑)

KEYLINE

【精度の悪い鍵を使うと?】

精度の悪い鍵を使うと、刺さらない・抜けない・回らないといったトラブルが発生する他、 磨耗で鍵穴内部が傷ついたり、磨耗した際の鉄粉が鍵穴内部で詰まりを起こしたりと、鍵穴本体が故障してしまうこともあります。

 

そういった鍵のトラブルを回避することができないかと真剣に考えた結果、「俺の合鍵」というサービスの提供をスタートすることとなりました。

 

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