20年前の未解決誘拐事件は群馬県太田市で発生したんだ。

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2016年6月9日、日本ロックセキュリティ協同組合主催の「ロックの日」を群馬県前橋市のガーデン前橋で開催しました。 その際にお手伝いの前橋警察署生活安全課の方が持ってきたチラシを見て、私は息を飲んだ。 それは20年前の未解決ゆかりちゃん誘拐事件のチラシだった!   平成8年7月7日太田市内のパチンコ店で発生したゆかりちゃん誘拐事件が早く解決しますように。俺の合鍵     そのチラシには身に覚えのある写真が載っていた。 「ハーーー!この事件も未解決だったのか?ーー!」 残念な気持ちと、やり場のない犯人への怒りが湧いてきて1枚でも多く配布してやろうと 数百枚同封しました。   警察の人が来ると設置会場前の空気も変わりお客様が足を止める回数も増えて配布もしやすくなりました。   群馬県前橋警察署生活安全課から来ていただいのは4人で、今でも熱心に20年前のゆかりちゃん未解決誘拐事件のチラシを配るとともに、ご来店のお客様1人1人に丁寧に説明している姿を見て「ジーーン」ときてしまいました。   もちろん未解決事件もあるのだけれど、このような警察官の日々の活動があるから解決する事件も出でくるのだと確信した瞬間でもありました。     24歳になったゆかりちゃんの似顔絵、平成8年7月7日に誘拐された事件が早く解決できますように。俺の合鍵 成人を迎えた時に想像のできる似顔絵で、今年で24歳となります。    

横山ゆかりちゃん行方不明事件

  【感謝デーのパチンコ屋へ】 1996年7月7日午前10時半頃、横山保雄さん・光子さん夫妻は、長女ゆかりちゃん(当時4歳)と次女(当時7ヶ月)を連れて太田市の国道354線沿いにあるパチンコ店「パチトピア」(現在:パーラーフレンド)にやってきた。自宅に配布された「七夕感謝デー」なる葉書を見て、来店したのである。店舗内の景品コーナーの前を通りかかった時、父親の保雄さんはゆかりちゃんの好きな花火を見つけて、「この花火をプレゼントするからね!」と話している。ゆかりちゃんも喜んでいて本当に楽しみにしていたという。そして次女を背負った母親の光子さんと保雄さんはそれぞれ一列ちがいのパチンコ台の席についた。ゆかりちゃんは店舗内をうろうろと散策して遊んでいた。   【お昼ご飯を食べる】 お昼ごろになって、光子さんは店舗内でお昼のお弁当を買い、ゆかりちゃんと次女を連れて駐車場の車の中でお弁当を食べた。この時、ゆかりちゃんはあまりお腹がすいてなかったのか、少し食べただけで「もういらない!」と言った。   光子さんは午後からも同じようにパチンコを始めたが、しばらくしてゆかりちゃんが「もう一度お弁当を食べたい」と両親の居るパチンコ台の方にやってきた。そこで光子さんはゆかりちゃんを出入り口付近にある長椅子に座らせ、そこでお弁当を食べさせたのである。午後1時40分頃、保雄さんは長椅子に座っているゆかりちゃんを確認している。 その後しばらくすると、ゆかりちゃんは光子さんのところにやってきて、「・・・・のおじちゃんがいるよ」と言った。この時の声は店内に鳴り響く電子音にかき消されよく聞き取れなかったという。「おじちゃん!」という言葉だけは聞き取れた光子さんはゆかりちゃんに「ちゃんと座っててね!ついてっちゃだめよ!」と強い口調で話した。     【行方不明になる】 午後1時50分頃、光子さんがゆかりちゃんが居なくなっていることに気づく。ゆかりちゃんが座っていたはずの長椅子にはジュースと食べかけのおにぎり(お弁当)だけが残されていた。 「ゆかりがいない!!」 光子さんの言葉に保雄さんは慌てて表へ飛び出した。駐車場や国道などを隈なく捜したがゆかりちゃんの姿は見えず、近くの交番に急いで駆け込んだが、交番のなかに誰もいなかったため、太田署に「子供が誘拐された!」と通報したのである。時刻は午後2時10分を指していた。     【機動隊員70人出動要請】 事件から2日が経過した1996年7月9日午前8時、警察は機動隊員70名を動員して広範囲を捜索したが見つからなかった。また、パチンコ店のお客や周辺のお住まい、会社、店舗などに聞きこみ捜査では、ゆかりちゃんが失踪した同じ位の時刻に「白い車に4歳くらいの女の子が乗りこんだ」という証言もあった。手がかりはそこで途絶えてしまった。「七夕感謝デー」のせいなのか当日のパチンコ店には大勢の人々がパチンコを楽しんでいて、このような事件に1人の少女が巻き込まれていることなど知るよしもありませんでした。   【カメラに映ったサングラスの男】 重要な手がかりが店内の防犯カメラに映っていた。メディアでも公開されている「サングラスの男」 その男は事件当日の7月7日の午後1時27分ごろパチンコ店に入ってきた。身長は158cm前後、白っぽいシャツ、肩にラインが入った黒いたジャンパー、裾をしぼったニッカーポッカ風のズボンをはいており、サンダルと帽子とサングラスを身に着けていた。歩き方が特徴的で、がに股で、左の脇を絞めるような姿勢が特徴的で写っていた。   平成8年7月7日太田市のパチンコ店で起きたゆかりちゃん誘拐事件の犯人と思われるサングラスにニッカポッカズボンの男。俺の合鍵     【謎の男の行動】 謎の男はまず、店の奥の場所に位置するトイレに寄ったと思われる。約3分後、トイレから出てきた男は、店内を動き回った。パチンコ台の前で止まる訳でも、両替のそぶりもしない、パチンコをするカードを購入するわけでもなかった。 1時33分、ゆかりちゃんの右隣に座った男はしばらくタバコを吸い続けて、ゆかりちゃんの正面にある灰皿に手を伸ばしていた。その後、男はゆかりちゃんに話しかけて、右手で3回店舗の外を指差した。話しかけられたゆかりちゃんはワンピースの裾を手で持ってひらひらさせている。これは何か困ったような時に子供がする仕草なのだ。   【2人とも店舗外へ】 1時42分、男はゆかりちゃんを残して席を立しました。結局、その男はパチンコ店に入った15分ほどのあいだ、トイレを使用したり、タバコを吸っただけで、店をあとにしている。ゆかりちゃんはその後、両親の元に行き、前述した通り「・のおじちゃん・」と話している。そして1時45分頃、ゆかりちゃんは出口方面に向かった。しかし、出入り口付近はカメラの死角となっているため、店舗を出る2人の姿は映っていなかった。     群馬県警の皆様平成8年7月7日に発生したゆかりちゃん誘拐事件が早く解決しますように!俺の合鍵。     【家族は】 ゆかりちゃん誘拐事件当時は、両親がパチンコしている間に起こったために、「無責任」「親失格」など両親に対して批判的な意見が多かった。保雄さん・光子さんは事件以来、1度たりともパチンコ屋に行っていないという。確かに親としての非は多少ならずともあったことでしょう、でも子の帰りを願う悲しい思いは他の児童失踪の家族と同じである。   「ガーデン前橋」の「ロックの日」のイベントを通して、ゆかりちゃん誘拐事件が未解決と知って、なんとか見つかってもらいたいと静かに願うことしかできませんでした。     本日は以上です。   最後まで読んでいただきありがとうございました。   【無料宅配Amazon決済】美和ロック・miwaのPS、鍵、合鍵、スペアキーの俺の合鍵。